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<<   作成日時 : 2011/02/06 23:29   >>

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ボサ・ノヴァを語るとか、ずいぶん大見栄きって後悔してます (笑)
もうちょっと後でも良かったかな〜 なんて・・・・

まぁでも、日本ではボサ・ノヴァはブラジル音楽の代名詞だし、そろそろ諸君も
ブラジルでメインな音楽のいくつかをすでにを聴いてるので、それにあわせて
書いてみます。

まぁ白状すればボサ・ノヴァのCDは20枚くらいしか持ってないので、大きなことは言えないんですが・・・


________________

ボサ・ノヴァを作ったのはジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビンだ、なんてよく言われます。

オレ、これは不正解だと思う。 

もうひとりヴィニシウス・ヂ・モラエスという作詞家が絶対に必要だった。

・・・・・・・・


・・・・ここまで書いてきてボサ・ノヴァの歴史とかを書くのが面倒になってきたんで、ちょっとコレ読んでから続きを見てくんないかな・・・・


ボサ・ノヴァ Wiki   (←クリック)


ハイ、読みましたね? そういうことです。

で、次にこれを聴く



この曲はボサ・ノヴァがこの世に現れた1958年より前、ブラジルで一般的に聴かれてた音楽の中では最高にオサレな部類。  
シナトラとかの北米音楽の影響が大きいですね

(58年てオレの生まれた年なんだよな・・んでジョビンはオレの親父と同い年と)

こういう下地の中から斬新なボサ・ノヴァが出てきたわけ。

だからボサノヴァってのはひどく先進的で、本当に新しい音楽ではあるけど、ブラジルの都市部にはすでにこういう音楽があった。
この曲もジョビン作曲だけど、ジョビンはすでにボサノヴァ以前に都会的な音楽を作ってました。

そして画期的なギター奏法とけだるい歌唱法をあわせもったジョアン・ジルベルトがジョビン&ヴィニシウスの曲を
歌ってヒットさせた最初のボサ・ノヴァがこれ、シェガ・ヂ・サウダージです。 いちどオリジナルをちゃんと聴いてください。



これ、サンバなんだよな・・・・・ よくボサ・ノヴァはジャズの影響があるとか言われるけど、あるとすればシナトラとかチェット・ベイカーの歌い方であって
ジャズという音楽の精神状態と重なるところはほとんど無い、と思うんですけど・・・

それで斬新なジョアンのギターってのがパーカッション的な役割を持ってて、ボサ・ノヴァの中心的な楽器はガット・ギターになる。
これは一人の弾き語りを見る(聴く)とよくわかる。




そう、それでヴィニシウス。

初期のボサ・ノヴァはジョビン作曲で歌詞はヴィニシウスという組み合わせが多い。
ヴィニシウスという人はもと外交官、ジョビンはもと大学の建築科の学生。

ボサ・ノヴァという音楽が格調高く、同時になんとも言えない複雑な感情を表現しているのだとすれば、
それはヴィニシウスのおかげだと思う。
ジョビンより14歳年上のこの人は58年すでに45歳・・

よせばいいのに歌うから始末に悪い。 それほど歌が上手ではないから初めて聴く人はビビると思う。
だけどね、コレがだんだん良くなってくるんだよな・・



ヴィニシウスは詩人です。 詩というのは暗喩です。 言葉を駆使して言葉で表せない世界を表現するわけ。

この人にとって音楽は 詩の朗読にメロディーがついた ということです。

(ところでこの動画、ギターのトッキーニョに注目。ボサ・ノヴァ・ギタリストの中では切れがあって僕は好きです)


常にメランコリックで、都会の窓から外の世界を眺める、夕方から夜の音楽・・・・・・
斬新な和音でジョビンが構成し、複雑なリズムのギターとけだるいボーカルでジョアンが歌う・・・・
もしヴィニシウスの詩の世界がここに加わらなかったら・・・・・ ボサ・ノヴァは完成しなかった。

_________________

もうひとり、黎明期のボサ・ノヴァを語る上でどうしても入れておきたいのがナラ・レオン。 (1942〜89)

まず、これ聴いて



この人、深窓の令嬢です。お父さんは弁護士。
品がよくて繊細で魅力的なお嬢さんですね。
彼女自身も非常に深い内面世界を持ってる人だと思います。

だけど芯が強くてプロテスト・ソングなんかも歌って、シコやカエターノたち同様一時外国(フランス)に行っちゃう。
ついにボサ・ノヴァの筆を折ってそれを歌わなかった時期もあるくらい自分に正直な人。
育ちがいいんです。 興行ってことを優先させた音楽作ったこと無いんじゃないかな・・・

そして、この人ギタリストでもある事を忘れないでください。 なにせギター教室に通っててワルいオトナに引っかかって
ボサ・ノヴァに出会う、という人ですから・・・

え〜と・・・ 書きたくないけど、アストラッド・ジルベルトがボサ・ノヴァ歌手の元祖だと思ってる人は今すぐ認識を改めること。
ナラのほうが先だし音楽性は何倍も上です。 アストルージ(ポル語の発音)が売れたのはアメリカ発という理由だけですから・・

さて・・・ 最後にジョビンのこと書きたいんだけど・・・

う〜ん・・・・

・・・・書けない・・・・ ボサ・ノヴァ語るのにジョビンについて触れない訳に行かないんだけど、
まだ僕にジョビンのことは書けません・・・・
本当に大好きで尊敬してる音楽家なんです。 だから、まだムリ・・・

でもジョビンの音楽はボサ・ノヴァだけじゃないんですよ、とだけ言っておきます。

やっぱり僕にはまだボサ・ノヴァ語ることが出来ない、と痛感したのでこの辺でやめておきます。
いずれまた仕切りなおしですかね・・・・・・

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ナラの1stアルバム「NARA」の中で、ボクが一番好きな曲は O Sol Nasceraです。これはCartolaの曲。ナラの音楽はそれ以前のブラジルとの強い繋がりを感じます。
Vinicius de Moraes + Toquinho、気に入りました!音源を探してみたいと思います。ポルトガル語が分かるとまた違った見方ができるのでしょうね。できれば歌詞カード付きの国内盤を購入したいところです。 ps:好調にお借りしたBarney Kessel、すごく良いです。目下ヘビーローテーション中!ありがとうございます!!
HRTK
2011/02/08 03:12


初カキコありがとうございます
ヴィニシウス+トッキーニョは学校に一枚置いてあったような・・? あまり面白くないですが・・・
オススメは ヴィニシウス+トッキーニョ+マリア・クレウザの70年頃のブエノス・アイレスのライブ。 名盤です。
あ、学校に持っていくから貸してあげますよ


好調
2011/02/08 22:59
追伸
マリア・クレウザは凄くいいですよ。
これも何枚か持っていきましょう。

バーニー・ケッセルはボサ・ノヴァ以前からブラジルではよく聴かれ、研究もされてたんです。
戦後すぐくらいから活躍しだしてるベテランですから。

と言うことはバーニーのギターはボサノヴァ・ギターに少しだけ影響してるんだろうか? 
一緒に研究しましょう。
好調
2011/02/08 23:07
文化の香りって生活や気持ちに余裕がないと醸しだせませんね、、ヴィニシウスは教養も生活も余裕感じます 幼少の頃アメリカのホームドラマやヒーロー物で自然に洗脳されてたからブラジルのハイソな層ってあんまり考えたことなかったけど 文化が香ります 笑
震災後あっという間に気持ちに余裕がなくなって これ見て思いました。。。
ささやきオヤジに痺れます
二十歳くらいのときに こういうオヤジに籠絡されてみたかった、、いや、、見た目的に難しいか、、笑
聞きながら仕事します
変態通行人
2011/03/19 17:34

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