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<<   作成日時 : 2011/04/21 16:07   >>

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ブラジルにはビッグネームが目白押しで、まだまだ紹介してない人がたくさん居ます。
それぞれに凄く巨大な存在なんで、きちんと紹介できるか自信がありません。
少しずつ勉強しながらボトボチやって行くことにします。

今日はジャヴァン。 この人も世界的に有名ですね。

1949年、北東部のアラゴアス州出身。
とは言え16歳のときに音楽家を目指してリオに出てきており、ノルデスチ音楽というジャンルではないです。

デビュー・アルバムは76年、27歳のときだから早くはない。
ただこのアルバム発表以前にジャヴァンの曲は多くの有名歌手に歌われて人気が出ていたから、
満を持して出したアルバムだったろう。

このデビューアルバムは衝撃的で 「天才現る」 という感じではスティーヴィー・ワンダーのようだと思う。
まあスティーヴィーは14歳だかでデビューしてるから天才少年だったけど、ジャヴァンは天才青年だよな。

最初にこれを聞いてしまうと以後のジャヴァンがちょっと物足りない、と思うこともある。
荒削りだけど、とにかく黒いんです。 そのブラックネスが北米のものとは完全に違うの。
もっとアフリカ直結だよね。





このアルバムは、タイトルが 「ジャヴァンのボーカルとギターの音楽」 となってることに注目してほしい。
ギタリストとしても一流なんです。

78年のセカンドから。 冒頭、不要なアナウンスが入るので45秒あたりからどうぞ。
このギターは凄いよな。





こっちは割と最近のものだと思うけど、加工なしの録音、ギターとボーカルのみ。





ところでジャヴァンには遺憾に思うことがあって、それは初期の頃に北米に渡って録音を繰り返してることです。
80年前後のアメリカ音楽ってのはディスコ真っ盛りであると同時に、フュージョン音楽が隆盛を極めた時期でもあるんです。
セッションマンが寄ってたかって作るから、まあ音楽性は高度だし、いろいろ斬新な音造りも行われた時代です。

でも、前から言ってるけど、北米とブラジルってのは水と油で、僕には違和感がある。
南米から来たスゴい奴をアメリカで売れるような音で作りました、っていうか・・・・

北米録音にもいい曲はあるけど、それがブラジル録音だったらもっと良かったろうに、って思っちゃうの。
あと北米録音だと彼のギターがあまりフューチャーされてない気がするのも不満。
だから今回紹介するのは 「北米モノ」 はひとつもありません。

つぎは北米からブラジルに回帰した94年のアルバムから・・・
フルートがブラジリダーヂ (ブラジル風味) だよな。 三拍子の感じが何か新しい不安定感を出してて、面白い。





デビューが76年ってことはイヴァン・リンスとかのMPBの大物たちとはちょっと遅れて出てきた感はありますが、ジョーベン・グアルダとのいさかいや、激しい政治的プロテスト音楽の季節が沈静化してからの音楽だと思います。 

肯定的に見ればアメリカに渡って彼の地での最先端の音造りを導入し、
ブラジルに紹介した、とも言えるでしょう。 ガル・コスタなどもアメリカ風味のバックの演奏を採用した曲がありますが、ブラジルにある種の北米の音を持ち込んだのはジャヴァンなのかもしれない。

いちどアメリカに、そして世界に出ていって、またブラジルでじっくり音楽をやってるという重みがジャヴァンの魅力のひとつになってると思います。

しなやかで強靭、弾力性のあるボーカルが特徴だと思うけど、それが現在まで持続してるのは凄いことだと思う。
昨年のアルバムから、ジルベルト・ジルの曲。 たしかにジャヴァンはジルと似てるとこがありますね。



ジャヴァンには他にもいい曲がいっぱいあるので、いつか続編やります。

その前に以下のような大物が居て、ちょっと気が重いんですが・・・ 汗

ジルベルト・ジル
エドゥ・ロボ
ミルトン・ナシメント
トニーニョ・オルタ
マルコス・ヴァリ
ジョアン・ドナート
ジョアン・ボスコ
エギベルト・ジスモンチ
マリア・ベターニャ
ナナ・カイミ
セイザル・カマルゴ・マリアーノ
トン・ゼー
ジョイス
ヒタ・リー&ムタンチス

あとジョビン・・・・・ 次回ちょっとブラジル離れようかな (笑)


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ジャヴァンの新譜
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
3、4曲目好きです。小節の区切りがわかんないです。そういうもの飛び越えてしまってるかんじです。複雑だけどテクニック丸出しって感じがしません。ブラジルの音楽ってリスナーのレベルも高いんでしょうね。ぶんちゃっちゃっって感じの(笑)三拍子じゃないですもんね。歌とギターだけってのもヒューマンな感じでいいです。前回のもいいと思いましたがこちらのほうが好きです。
変態通行人
2011/04/21 21:19
そうですね、この三拍子はアメリカでは無理でしょうね。
ジャヴァンはリズムもそうですが、例によってヘンな転調があります。イヴァン・リンスもそうですけど当人たちもリスナーもそういうのあまり意識しないんでしょう。
好調
2011/04/21 22:37
わかりましたブラジルのすごさって、難しいと思ってやってない 難しいことやっているなって思ってしまうのは やっぱり自分が 土着日本人だからでしょうか。だめだめですね。自然に湧き出てくるのが羨ましいです。
変態通行人
2011/04/22 12:00

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