トリニティースクール音楽部 部室

アクセスカウンタ

zoom RSS ブラジル VS アメリカ 

<<   作成日時 : 2011/05/27 17:08   >>

トラックバック 0 / コメント 0

マルコス・ヴァリの続編を書こうと思ってたんですが、けっこう聴いてないアル
バムが膨大で、先延ばしします。

で、いろいろとようつべを漁ってて、ちょっと北米とブラジルの親和性など、例
によって考え込んでしまって・・・

北米で有名になったブラジル人は、ジョビン、マルコス・ヴァリ、ジャヴァン、
イヴァン・リンス、セルヂオ・メンデスあたりが筆頭ですが、セル・メンは措く
としても他の人たちはやっぱり「アメリカ録音」という感じがぬぐえないですね。

アメリカのスタジオ・ミュージシャンと組んでアメリカ向けの音造りで録音した
と言うか・・・・

70年代、アメリカ側でブラジル勢を手引きしたのの第一人者はジョージ・
デュークですな。
彼はずいぶんブラジル音楽に入れ込んで "Brazilian Love
Affair" (1980) なんていうアルバムも残してます。

だけどね、そうなればなる程、ブラジルと北米の音って水と油だな〜ってのが
オレの印象。 溶け合うのは非常に難しいですね。

そのアルバムから。 




トニーニョ・オルタなどブラジルからのゲストを大勢集めた録音ですが、このトロンボーンは
ハウル・ヂ・ソウザ (ラウル・デ・スーザ)。
愛称「ハウルジーニョ」でブラジル・ジャズの世界では人気者だったんですが
70年代後半、アメリカに渡っていわゆるフュージョン音楽の奏者として
主にジョージ・デュークとアルバムを作ってます。

そのハウルジーニョのリーダー作から。
(たしかこの曲、学生時代にバンドでやろうとして挫折した記憶が・・・汗)




これ、完全にジョージ・デュークのサウンド世界だよな・・

ブチブチと荒削りでパーカッシヴなバイロン・ミラーのベース、
16ビート言うよりは8ビート的なレオン・チャンクラーのドラム、
キーボードは「女ハンコック」と言われたパトリース・ラッシェン、
悶絶ギターはなんとEW&Fのアル・マッケイ
アイルト・モレイラも参加・・・・

デューク一門の音はエグいです (笑)

*****

フュージョン音楽は70年代後半、それが人気だった頃はよく聴いたもんですが、今はほとんど聞いいてないです。結局、腕達者なスタヂヲ・ミュージシャン中心の音楽なんで退屈と言うか・・・ 

本当に優れたフュージョンのアルバムってのは極めて少ないんだよな。
あれから30年以上たって、忘却されず名盤として聴き継がれていくものはわずかだと思う。

今でも聴けるフュージョンのひとつが、ジョージ・デュークなんですが
この人の音楽はちょっと体育会系というか、もうひとつ洗練されてないところが
あって、でも真剣勝負な雰囲気がイイんだと思います。

で、ハウル・ヂ・ソウザのトロンボーンもけっこう頑張ってると。
頑張ってるんだけど、やっぱり北米とは水と油なんだと。 (笑)

トロンボーンってブラジルではサンバによく使われるんです。
サックスとかトランペットより、サンバはトロンボーンですな。
理由はわかりませんが、この楽器は音域が低いんでコーラス隊とぶつからな
い、ってのがあるんじゃないでしょうか?

ハウルジーニョはジャズ・トロンボーン分野なんだけどメロディアスなんだよな。 
けっこう歌うというか・・・
それがジョージ・デューク一味のアメリカンなリズムの中では浮いてしまいますね。

何度も言うようですが、このように水と油の両者、なんとか上手く融合した音っ
て無いもんでしょうか・・・?

そこで思い浮かぶのが、最初の曲でも歌ってる フローラ・プリンと打楽器のアイルト・モレイラ夫妻。




この夫婦、ブラジルでは無名で、北米に渡って花開いたと言う経緯、
でチック・コリアの Return to Forever に参加して有名になります。
このバンドは実験音楽的、前衛的な音で注目されたので、ある種の新しい
無国籍な音としてブラジル人夫婦が自然に溶け込んだ感じ。

この曲は上記ハウルジーニョも参加、チック・コリアではなく、ジョージ・デューク一派とやってる音。
フローラのボーカルの存在感、ユニークネスのおかげで、この曲はブラジル成分が非常に強い。
おそらくブラジルと北米が50・50、逆に言えばブラジル音楽でもアメリカ音楽でもない、稀有な例となってませんかね?
なにせこの曲、ベースがロン・カーターなんですけど・・・・

思うんですけど、この時期ずっとエグいジョージ・デュークの音が、上品になるのはブラジル勢とやってる時なんだよな・・・

*****

もうひとり、アメリカの女流ギタリストでジョイス・クーリングという人がいます。
この人のファースト・アルバム(1988) はブラジル人ミュージシャン達と録音しているので、なかなか違和感無くまとまってるんです。





だけど残念ながら、このあとのクーリングはいわゆるスムース・ジャズっていう、
まあ毒にも薬にもならないような音楽になってしまって、全然面白くないんだよな。
ピックではなく、親指と他の指を使う独自の奏法を持ってるのに惜しいですよね・・・

他に誰かいるかなぁ・・・
ギタリストのラウリンド・アルメイダ、パーカッションのパウリーニョ・ダ・コスタくらいですかね・・・・ 
(誰か名前だして〜)

ああ、トニーニョ・オルタとパット・メセニーの関係なんてのも面白いですよ。
これは相当物議をかもしそうな話題なんで、後日にじっくり・・・


________________

ブログランキングにクリック!

人気ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ブラジル VS アメリカ  トリニティースクール音楽部 部室/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる