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<<   作成日時 : 2011/06/06 14:01   >>

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前回ブラジルの「茶色い声の熟女系シンガー」について言及しましたが、
まずはいちばんふさわしいところで アルシオーニ を紹介します。

1947年、北東部・マラニャォン州生まれ。

アルシオーニはサンバ歌手です。 で、この部室でもサンバはいくつか紹介してきましたが、実はブラジルでいちばん人気がある、大衆サンバ とでも呼ぶべき分野はまだ紹介してませんでした。

ボサ・ノヴァやMPB、ブラジル・ジャズはしょせん都市部の知識階級のものですね。 そうでない若者が支持したとされるジョーベン・グアルダにしても
やはり都市部の音楽なんではないでしょうか?

だけど土着系サンバ、伝統的なサンバってのはそうではないですね。
あらゆる労働者がラヂヲを通して聞き、一緒に口ずさみ、時に踊る・・・
これがブラジル民衆音楽の最大勢力たるサンバだと思う。

さらに言えば、そういうサンバは上記の都会音楽を聴いてる人達からも特に否定されることなく、支持されてるように見えます。
事実アルシオーニはMPB系のミュージシャンとも共演してるんで・・・

サンバはブラジル音楽の基本、あるいは基底部な訳ですが、なにかサンバシーンを見てると音楽ジャンルに上下が無い、全ての音楽が混じりあうのがブラジル音楽全般の特徴であり、なにより強みなんだな、と思います。
(アメリカだと、例えばカントリーとジャズって混合不可だもんな・・・)

そもそもアンドラージにしてもアルシオーニにしても純粋な黒人ではないですね。ブラジル社会は北米よりも混血の度合いが高く、それで音楽のジャンルの壁も低い、とは確実に言えるんじゃないかな・・・

75年、最初のヒット曲。 この頃はまだ茶色い声じゃないですよ (笑)






まさに大衆歌謡ですな・・・ でも凄いボーカルだよね。サンバってユニゾン・コーラス隊が入ってくるところがオレは好きなんです。 こういう曲ってボロいAMラジオで聴くといいんだろ〜な〜・・・

次は冒頭の紹介部分はスキップして 0:25からどうぞ。こういうテキトーなメンツ、楽器でどこででもサンバを演奏したり、歌ったりってのがパゴーヂといわれる気楽なスタイル。





そしてだんだん声が茶色くなってきて・・・・





最後に、わりと最近のライブ、もはやサンバの枠を超えたボーカリスト、圧倒的な声はまさに横綱土俵入りの感がありますな。





実はこういう大衆サンバを今まで紹介して来なかったのは意図的なものです。

ブラジル音楽は、オレもそうだったけど、ハイセンスなオサレ音楽とも言える
MPBやボサ・ノヴァあたりから入門しやすいんです。
いきなりこういうサンバ聴いちゃうとちょっとアレなんじゃないでしょうかね?

ブラジル音楽ってこんな感じか〜、って思われちゃうと後が続かないと思ったの。

でもここまで、ずいぶんいろんなブラジル音楽を聴いてきてもらって、そろそろ
ブラジル音楽の基本的な部分を体現してるサンバを聴いて欲しいな、と思うんです。

そうでないとブラジル音楽の理解が深まらず、その中のいろんなジャンルがバラバラなまま鑑賞・認識されてしまう事を危惧すると言うか・・・・・
サンバを聴かないとブラジル音楽はひとつに統合できないんじゃないかな・・・

というわけで次回はサンバの女王と呼ばれた強力シンガーを紹介します。
早世したので声は茶色くはないんですけどね・・・


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内 容 ニックネーム/日時
声の変遷がおもしろいですね。なんでございましょう。。。
ホルモンのかんけいでせうか。。?あちらの方って年を重ねるとなんだかますますパワーアップしますね。変態は最近枯れてきましたので見習いたいと思います。
確かにどろどろ風味の演歌的ブラジル聞いちゃうとベサメムーチョかって思ってしまいます、、高度で前衛のブラジルは変態も知識が乏しいところでしたので聞いていきたいところです。
変態通行人
2011/06/06 22:20

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