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zoom RSS イタリア音楽(23) 続 Papik

<<   作成日時 : 2017/03/17 00:28   >>

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ずっとイタリア音楽を追ってきて、この頃はだいぶその全体像が明らかになってきた。とにかく彼らは楽器の演奏が上手い。
アメリカのセッション・ギタリストで、レッキング・クルーの一翼を担ったバーニー・ケッセルに "Kessel's Kit"  という1970年の名盤があります。
これがイタリア録音なのがずっと不可解でしたが、最近驚愕の事実が判明、どうもこの録音のバックを務めたのは、イタリア音楽の最初に紹介したマルク・クワトロらしいのだ。70年の時点でアメリカの黒人なみに完璧なリズム・セクションがイタリアに存在した事実は、ポピュラー音楽の世界的なパースペクティヴを俯瞰するときにぜひとも忘れないでほしいと思う。

ケッセルのそのアルバム冒頭の曲、ケッセルのギターにヤラれない人はいないだろうが、今日はイタリア人のリズムセクションに注目だ。





ここのところイタリアはイルマ・レコーズの楽曲、なかでもパピークばかり聴いてる状況。
やはり演奏が高度でセンスも良いのが魅力だが、各楽器ともコンピュータ処理が最小限で人間が一所懸命に汗をかいて演奏してる感じがたまらない。
耳ざわりの良い音で聞き流してしまいがちだが、聴くほどに良質で凝った音楽なのだ。

以下の3曲、ボーカルはアラン・スカファルディ、例によってクルーナー型の歌手だが、何度も聴きこむと表現力のある実力派シンガーだな、と思う。














この曲は アメリカというグループの72年のヒット曲 "Ventura Highway" のギターを拝借している。





おばさまキラーっぽいボーカル、この曲の注目はベースなんでよく聴いてください。





パピークはピアノはローズを弾くことが多く、複数管のブラス隊やストリングスも入り、70年代のソウル黄金期を思わせる音づくりはオレらの世代からすればなんともノスタルジックで魅力的だ。しかしそれは単なる懐古趣味ではなく、各部のディテイルがモダン風味にアレンジされているので古臭くならない。本来ならば本家のアメリカが、ソウル黄金期のサウンドをモダンに洗練させるべきと思うが、どうもそういう音が北米からは聞こえてこない
のが残念だ。

以前も書いたとおり、アメリカ音楽のエッセンスは本家アメリカは出汁(だし)ガラのように枯渇してしまい、今は他国で熟成・開花しているように思えてならない。











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