ラテン・ジャズ



アメリカ音楽で最もラテンにアプローチしたのはジャズであろう。
ディジー・ガレスピーなどが早くから取り入れ、ジャズの1ジャンルとして確立した。
ただしほとんどの場合、従えるミュージシャンはキューバ人などスペイン語圏の人たちだ。

カル・ジェイダーはヴァイブ奏者でキューバ系のジャズに加えブラジル系の音楽もやっている。
上の動画はブラジルっぽくもあり、カリビアンっぽくもある彼ならではのもの。
ヴァイブとオルガンの協演てのも珍しいが、なんとオレの好きなフェンダー・ローズも鳴ってますな・・・

下は典型的なラテン・ジャズ、中米の香りが濃厚。 ブラジル音楽の北米上陸は62年の11月だから、64年のこの曲にブラジルの影響はまだ無い。 (その点を上の7年後の曲と聞き比べてほしい)



以上、前エントリーで英語北米人がラテン音楽に歩み寄り、血肉とした例が極めて少ない、と書いたがこの人はその中に入る。そして少ない人のほとんどがジャズの領域に居るような気がする。


下はティト・プエンテ、NY生まれだが両親はプエリトリカン。打楽器奏者にしてバンドリーダー、ラテンジャズの中心人物の一人。 



以上、ジャズの世界ではラテンはかなりの親和性があるが、そんなに難しい音楽ではなく、時としてダンサブルで
さえあるところに注目したい。案外70年代に黒人音楽が急速にリズム重視に向かう流れを作ったのはラテンの影響かもしれない。 特に16ビートの採用などはその疑いが濃厚である。

ボーカルが入らないジャズにおいては言語の違いは問題にならないのだろう。



* ヴァイブ&オルガン好きのイラクさんのコメントを強く求めます 笑)





この記事へのコメント

この記事へのトラックバック