Bridget St. John

純粋英国音楽の旅、今回も74年頃から長期間活動を止めてしまう女性シンガーです。


ブリジット・セント・ジョン  1946年ロンドン生まれ


まずは69年のファースト・アルバムから。 この人はギターも上手いです。




通常、英国の女性歌手は声質が澄んだ高音であることが多いんですが、この人は低音です。
次は71年のアルバム、これも内向的な音楽ですな・・・




74年、メロディー・メーカー誌の読者投票で、女性ボーカル人気ナンバー・ワンを取ったと言うことは決してマイナーな歌手ではない。
すくなくとも英国国内では・・・・

70年代初期のBBCラジオのライブ、三曲入り、最初のがすげ~サイケです




74年、最後のアルバムから。 ブリティッシュ・フォーク・ロックですな。
このあと76年にアメリカはNYのグリニッチ・ヴィレッジに移住してしまい、90年代からぼちぼちライブに復帰するまで音楽活動から遠ざかる。
アメリカで活動していた形跡も無い。 理由は不明です。




こうして何人か活動停止してしまう英国音楽の人達を聴いてくると、ふと気がついたことがある。

イギリスって芸人音楽がほとんど無いんだよな。

アメリカにおけるソウルやカントリー、ブラジルのサンバや歌謡曲といった、あるパターンに乗っ取っていて大衆に支持される音楽が・・・・
だからこういう自由音楽から芸人音楽のほうに鞍替えすることによって生き残ることが出来ないとなると、沈黙するかマイナーな活動領域に甘んじるしかないんじゃないか・・・・・

それが彼らの引退、行方不明、自殺、死亡 とかの原因のひとつになってると思う。

彼ら・彼女らの多くが90年代以降再発見・再評価されてるのは好ましい事実であるにせよ、歌手として油の乗る時期に録音や活動できなかったことは、英国音楽にとっては悲劇だよな・・・

なにより日本でこういう優れた音楽が一般的には知られてないことを思うと、その感が強まります。





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