Jorma Kaukonen

昔、自分がリアルタイムで聴いてた音楽ってのはいいもんですな。

そこで今日は高校生の頃、入れ込んで聴いてた人を・・・・

ヨーマ・コーコネン 1940年ワシントンDC生まれ。 フィンランド人とロシア系ユダヤ人の混血、活動エリアはサン・フランシスコ。


中学生のときはクラシックばかり聴いていたオレ。 とりわけフィンランドのシベリウスは好きな作曲家だった。

それが全寮制の高校に入って友人の影響でロックを聴きだした。 そんなオレが最初に買ったそういう音楽のレコードのうちの一枚が74年のこのアルバム "Quah" だった。
コーコネン という名前はまぎれもないフィンランド系だったから、という理由だ。
このアルバムは確かFMで紹介されたのを聴いて、非常に気に入って買ったと記憶する。

ついでにこの人が在籍していたジェファーソン・エアプレインの "Bark" (1971) というアルバムも、渋谷の輸入盤屋で1000円で買ったのを憶えている。
オレが最初に買ったロックのレコードだ。

さらにヨーマがジェファーソンと平行して活動していた ホット・ツナ のアルバムも、出るたびに買って聴いていた。 ヘンな高校生だったかもしれない。

"Quah" はほとんど全曲素晴らしいという出色のアルバムであり、アコースティック・ギターの教則本的アルバムとして語り継がれていることをあとで知った。

ブルースの影響が濃いが、とにかくギターにしびれた。

説明は不要、イカレたジャケットの "Quah" から4曲チョイスしたので聴いてください。
(このジャケット、いわゆるアダムスキー型のUFOであることに気がついたのは、購入後しばらくたってからだった。)


















まさに 「ギターは小さなオーケストラ」 だよな・・・・
これだけギターが歌っていると上手さが鼻につかない。

こういう音楽からポップ・ミュージックに入門しているから、カントリーの世界には抵抗なく入っていけた、とも言える。
またヨーマのギターに憧れて、後年クラシック・ギターを習ったりもした。

もう20年数前、ヨーマがソロで来日したのを、渋谷の小さなライブ・ハウスに聴きにいっている。
おそらくひどくシャイな人なんだろう。 いつもと違う聴衆に戸惑ったのか、ギターのタッチも弱く、ボーカルも小声だった。

最近のヨーマの元気なライブ映像はようつべでいくつも上がっていて喜ばしい限り。
容貌に昔の面影はあまりない。 あれからヨーマもオレも歳をとったのだ。
もちろんこの頃買ったレコードはずっと大事にとってある。

今でもたまにこのレコードを聴いている。 若いときにはずいぶんツマラない音楽も聴いていた。
だけどヨーマの音楽は今でも味わいが増している。



さてヨーマはエレキ・ギターも弾くが、アコースティックの時とは別人のようなサイケな世界になる。
アコギとエレキで別人格というと英国のリチャード・トンプソンを思いだすが、ヨーマのほうが人格分裂の度合いが激しい。

次回、エレクトリック・ヨーマの世界、すなわち ホット・ツナ と ジェファーソン・エアプレイン を見ていきます。


この記事へのコメント

変態通行人
2011年10月16日 20:27
2曲目の題名が気になります。歌詞ってなんかいろいろ皮肉ったりしてるのか悲哀系なのかな、、
ブルースだけど重すぎない感じ。縞下。
変態通行人
2011年10月16日 20:35
楽器によって人格が変わるってのがいいですね。
ギターがうたってるから重くかんじないのか。。昔っぽくないです。
紅潮
2011年10月16日 20:52
二曲目は典型的なブルースの歌詞
オレは女にモテねぇだよ、みたいな感じで、特に高度な皮肉とかはないです。

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