Ian Carr & Nucleus

ブライアン・オーガーの続きを書こうと思って調べてましたが、70年代後半以降の曲が You Tube にあがってないですね。

そこで今日はブリティッシュ・ジャズの才人を紹介。 
クロスオーバー音楽というよりは前衛ジャズ、担当楽器がトランペットなだけにマイルス・デイヴィスの影響が避けられない人です。 

でもそこはそれ、やっぱり英国的なんだよな・・・・


イアン・カー  1933年~2009年 スコットランド生まれ 


70年から自身のバンド、ニュークリアス名義で20枚ほどのアルバムを出すがそれ以前にも10枚ほどのアルバムを発表している。

まず73年のアルバム "Labyrinth" から
これ、いわゆるアシッド・ジャズを先取りしてるんじゃないですかね? あと女性ボーカルの使い方がブラジルっぽい。




イギリスでこういう音楽が花開くのってちょっと不思議だよな。 だけどアメリカの同時代の前衛ジャズとはちょっと違うと思う。
後半のトランペット・ソロが聴きモノ、マイルス的ではあってもどこかプログレっぽい部分があるような・・・?


73年のもう一枚のアルバム "Roots" から。 これもブラジルっぽいよな。
同時にカンタベリー音楽っぽい部分もある。 事実カンタベリー楽派のアラン・ホールズワース(g)が加わったアルバムもありますね。
ニュークリアスの音楽はちょっと前衛過ぎてツラいのが多いんだけど、こういう曲もたまにあります。




93年のニュークリアス名義ではないアルバム "Sounds and Sweet Airs" より。
晩年のカーの境地が表れてる曲。 途中のパイプ・オルガンが英国的。




エンビエント・ミュージック一歩手前。 だけどオレ、こういうのはジャズだと思うよ。

ちょっと理屈っぽいこと書くと、英国ジャズはどれほどテンション和音使って音自体に緊張感があっても、そのまわりの世界が田園的なんだよな。
これほど前衛的な音楽でも、なにか安心して聴いていられると言うか・・・・ アメリカ前衛ジャズのギスギスしたところ、荒涼としたところが無いように思うんだけど・・・

となると、次回はブライアン・イーノを語ることになりそうですね。

でもちょっと九州・関西出張行ってくるんで更新は来週になります。






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

驚いた

この記事へのコメント

変態通行人
2011年11月15日 00:00
前衛ぽいのもありますがビジュアルが浮かぶような音楽。プログレっぽいのが好きだからそう感じるのでしょうか。それか一見田園的だけど逝っちゃってる感もあるので映像感じるのでしょうか。いろんなものとりこんでて複雑複合的ですね。
好調
2011年11月15日 00:17

そうそう、ちょっと映画音楽的なとこがありますよね。

この記事へのトラックバック

  • ポーランド音楽(2) Tomasz Stanko

    Excerpt: どうもポーランド音楽で気になるのはジャズ系、もしくはジャズの要素がある音楽のようですね、自分は・・・ まぁ、きのう今日聴き始めたばかりなんで明言は避けますが、共産圏の芸術ってのは抽象的になりやすいん.. Weblog: トリニティースクール音楽部 部室 racked: 2012-04-26 01:07