Alison Krauss

ブラジルも久々だったけど、カントリーもずっと紹介してなかったよね。
すいません、人気無いのわかってるんですが好きなものはしょうがないんで・・・

ところで、カントリーとブルーグラスの違いってわかりますかね?

まぁオレもハッキリとは言えないんですが、ブルーグラスってのは一言で言うとバンジョーがウルサいですな (笑)
で、基本的にアンプラグド(生楽器)。 スイスのヨーデルあたりが起源と思われるコーラスが入る。 キーボードやドラムスは入らない。

つまりカントリー音楽のひとつの源流みたいなジャンルで、まぁ伝統芸能です。
したがって下手な人はスターになれないシビアな世界なのは、カントリー音楽全般と同様。


アリソン・クラウス 1971年イリノイ州出身。 

美声、美貌に加えフィドル(ヴァイオリン)の名手で、14歳からレコーディングに参加という天才少女。


まずは一曲どーぞ




自身のバンド、ユニオン・ステーションを従えたライブ。 この人はスタジオ録音よりライブがイイんです。
スタヂヲ盤はけっこう退屈なんだよな、優等生っぽくて・・・

注目はドブロ・ギターの名手、ジェリー・ダグラス、ここまで楽器を歌わせるとドブロという楽器の見方も変わってくるレベル。
次の曲もドブロがいいです。 バンド内ではキーボード的な役割をになってると思う。




ボーカルが伝統的カントリーの発声法で、ドリー・パートンあたりを連想させる。 
もともと電気で増幅させることなく、野外で歌ったであろうカントリー音楽では、発声に工夫をして声の遠達性を高める必要があった。
世界各地の民謡、もちろん日本の演歌にも見られるが、その遠達手法は各地、各ジャンルによって異なっている。

そういうカントリー伝統の発声と、ドブロやバンジョー、フラット・マンドリンと言った、これまた伝統的な楽器を駆使して繰り広げられる音楽世界に、あいかわらずこうした若手がどんどん参入してくるのは頼もしい限りです。

ブルー・グラスと言いつつ、この曲はけっこうアレンジによってはモダンなポップスになりそう。 伝統的なだけではなく、現代的な息吹も感じさせるのが退屈させないところですね。




残念なのは最近の曲ではボーカルに徹していて、フィドルを弾いてないのが多いような点。
下手に美貌で歌も上手いから、レコード会社はポップスター的な感じで売り出したいんだろうか?

ただ人気が出てきたぶん異種ジャンルとの交流も盛んになっているようで、ようつべではスティングとかロバート・プラント(!)との競演動画が上がってますね。
まだまだ若いからボーカルにやや平板なところがあるけど、円熟していく今後が楽しみな人だと思います。


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実はアメリカではニュー・ブルーグラスというジャンルが台頭してて、けっこう聴かせる若者のバンドがいくつもデビューしてるんです。
シンプルな生楽器の演奏はフォーク音楽の原点とも言える感じで、そういうのがしっかりと若者に継承されてるのがアメリカ音楽の底知れぬ強みだよな、と思った次第。

ニュー・ブルーグラスは後日紹介します。

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  • 歌うギター

    Excerpt: う~む、前回コーネル・デュプリー聴いてたら何かがオサまらなくなっちゃって・・・・ Weblog: トリニティースクール音楽部 部室 racked: 2012-12-10 23:08
  • Nickel Creek

    Excerpt: 秋と言へばカントリー、そこで今日はちょっとユニークな三人組を。 ニュー・グラス(新しいブルー・グラスの意) とか プログレッシヴ・フォークとか言われてるジャンルです。 Weblog: トリニティースクール音楽部 部室 racked: 2013-10-15 00:47