太田裕美(2)

私的な思い出を言わせてもらえれば、太田裕美を聞いていた10代後半、この人にセクシャルな魅力を感じたことはない。
キレイな人だな、とは思ったが、なにより歌声や音造りにマイってたんです。

1970年頃、小さなAMラジオを手にいれて歌謡曲の番組を聴いていた時期があった。
このラジオは半年ほどで盗難にあい、それと同時に歌謡曲は聴かなくなった。

実は歌謡曲の世界で大変革が起きた時代なのだ。
渚ゆう子 というベンチャーズをバックに従えた半分演歌みたいな人が何週間もランキングのトップに居座ったのが、
あるとき姿を消すのがこの時期である。

天地真理と南沙織が時代を変えた。

つまりスターはTV型になり、歌唱力よりルックスが優先されることになったのである。
小学6年生だったオレは、それをつまらないと思った。
歌謡曲はAMラヂヲで聴くものだ、と信じていたから。

だからラジオを無くしても特に惜しいとは思わなかった。

つまり自分にとって歌手とはまず上手くなければならず、ルックス重視になっていった1970年という時期にすでに時代を見限ったとも言える。
以後歌謡曲をマジメに聴いたことはほとんど無いまま現在に至る。
そして歌の下手な歌手は今でも歌手として認められない。 アストラッド・ジルベルトとか・・・・

それから数年・・・・

太田裕美はむろん歌謡曲ジャンルの人だったが、ピアノ弾き語りというスタイルにシンガー・ソングライター的な新しさを感じたものだ。
まあ、とにかくあの歌声にヤられたわけです。


******


さて1999年のアルバム「Candy」です。 松本隆の音楽生活30周年を記念したミニ・アルバム。
なんと はっぴいえんど の名曲「風を集めて」でねぇか・・・・ 原曲の雰囲気をよく理解したアレンジに感心。
思えばこの人は一時期ずっと松本隆の曲ばかり歌ってたんだよな。 (作詞家の松本隆は、もともとはっぴいえんどのドラマーですよ)





2006年にはアルバム「始まりは”まごころ”だった」を発表。 "Do I do, You do"  51歳の声じゃないよね・・・・





最後に昨年発表の新曲「金平糖」をどうぞ。 歌詞がちょっとシルバー世代向きワロタ。まあ歌詞を聴かず声だけ聴くように・・・




以上で太田裕美は終わりですが、誰かこんどコンサート行きませんか?
観客の年齢層がコワそうですが・・・

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック