Mick Hucknall



急に春っぽくなってきましたね。

で、今日はブリティッシュ・ポップスを聴きたい気分。

実は最近ブルーアイド・ソウル (白人が歌う黒人音楽)を調べてる途中でこの人に引っかかってました。
歌いかたを聴いてると黒人ソウルをそうとう研究したのがよくわかる。
まあ一般的にはブルーアイド・ソウルってのは60年代~70年代までの分類なんで、この人をそのジャンルに入れるのはいかがなものか、とも思います。
なんとなく若造みたいに思ってたら、生まれ年がオレとそんなに違わないのな (汗)


ミック・ハックノール  1960年、リヴァプール近くの町、ストックポートの床屋の倅として生まれる。 シンプリー・レッドのリーダー。


まぁシンプリー・レッドなんて全然馬鹿にして聴いてなかったんですよ80年代は・・・
ちょっと注目したのは91年のヒット曲から。
まあポップスすぎる感じだったが、でも黒人ボーカルの影響があからさまなところに興味を抱いた次第。

で、90年代後半からは、歳とともにどんどん良くなってくる感じ。
ヒットしてた初期のシンプリー・レッド聴いただけでは評価は出来ないですね。


この人はブリティッシュ・ソウルの流れで捉えると、いろいろ興味深いと思う。
キキ・ディーあたりから確立した英国ソウルは、一時なりをひそめてた感があるけど、実は連綿と続いてたと言うか・・・・

まずは96年、以前より歌いかたに肩の力が抜けてきて表現力も上がってる。






98年、アメリカで作ったプロモ・ビデオ。
だけどこの人、アメリカでは全然売れなくて、ドイツとかイタリアなどヨーロッパで人気が高いのが特徴。もちろん英国ではトップスターだが、
そもそもデビューの85年は第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンがひと段落ついた年代。アメリカに打って出るには一歩遅れたということか・・・
作曲もこなすがとにかく曲調も歌唱もソウルの影響が強いのがよくわかる。






2003年。 典型的なブリティッシュ・ポップス。





最後は2007年のヒット。また歌が上手くなってる、というか、いい具合に枯れてきた感じ。ローズ系のエレピがいい。





この2007年のアルバムを最後にシンプリー・レッドは解散、この後ハックノールは二枚のソロ・アルバムを発表。(2008年と2012年)
この二枚は正直、期待したほどの出来ではないですが、いずれ紹介します。
だいたいシンプリー・レッドてのはハックノールのバック・バンドと見て間違いないから、ソロになって何かが大きく変わったわけでもない印象。

でも考えてみると白人ポップシンガーって案外黒人の歌唱法を真似てる人が多いんだよな。
ちょっとこのあたり攻めてみます。






この記事へのコメント

who
2013年03月12日 06:21
以前、80年代にMTVを見ていたとき、カルチャークラブのボーイ・ジョージに、白人のあなたがR&Bを歌うのはどういう考えかなんて言う、質問をインタビュアーがしてました。そのとき、初めて日本人がまとめてロックやポップスとしか認識していない物が、ブルース、ソウル、レゲエ、R&Betc. と認識されている事を知りました。Jポップ、Jソウル etc. みたいな感じでしょうね。
他にも、バッドカンパニーのポールロジャースのインタビューに、英国人のあなたが米国語で歌うのはどういう意味があるのか、と言う様な質問がありました。(東京の人が関西弁で歌う感じ?)
海を渡るとニュアンスが随分変わるもんだなと言う認識ができました。そういえば、イギリスの輸入盤を発注しているとき、イギリスのレーベルはフォーク、ブルース、ジャズが、混ぜこぜなのが不思議でした。
好調
2013年03月13日 23:04


まあ僕は白人がソウルを歌うことに対して特に批判は無いです。好きなように歌えばいいんで・・
ただ、この人は何故黒人音楽に影響されたのかな? 誰を聞いて育ったのかな? なんて事を考えるのが好きなだけです。
イギリスにはモータウン黒人音楽といった確立された芸人音楽が少ないように思うので、全てポップスというくくりになってしまうから、レーベルごとにジャンルわけが出来にくいんじゃないでしょうか? 
このあたりの考察はこの過去記事をどうぞ 

  ↓  ↓

http://trinitymusic.at.webry.info/201201/article_1.html



 

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