The Whispers(2)

ザ・ウィスパーズを紹介したのはだいぶ前ですな。

あれ以後、いろんなソウル・グループを聞いてみたんですが、どうも私的にはこの人達ほど好きになれるグループが見つかっていない状況。
まあ、あいかわらず本場アメリカのソウルを熱心に聴いていないからでしょうが・・・・・

ウィスパーズはウォーレス ”スコッティ” スコット と ウオルター・スコット の双生児兄弟 (’43年生まれ)が率いるグループで、64年に結成、
レコードデビューは70年から。微妙に新しいグループと言える。

前回エントリーでは79年と83年のアルバムから聴いてますが、今回も同年代。
年代順に3曲どうぞ。 いつもバラードばかりですみません。


78年。この頃流行ったスラップ・ベース(チョッパー)がやや耳障りだが、絶頂期70年代後半のボーカルは圧巻。
マーヴィン・ゲイの影響が大きいと思う。






79年、3:00から12秒間、同音程維持で入る一筋のコーラスは精巧な楽器演奏を思わせる、もはや職人技としか言えない素晴らしいものだ。
79年は彼らの人気が恐らく最高潮に達した時期で、この年には3枚ものアルバムを出している。






80年代はディスコ基調の曲がアルバムの中心だったが、こうしたオーソドックスなスタイルのバラードが含まれているのはさすが。
この曲の84年と言えば、前年にマイケル・ジャクソンが「スリラー」をヒットさせている。 
そのせいか、これまで毎年出していたアルバムも、これから次のアルバムまでは3年も空いてしまう。






マイケル・ジャクソンらが始めた「図太くシャウトしない」新唄法は以後ソウルの主流を乗っ取るほど繁殖した。
しかしオーソドックス派が消滅したかと言えばそうではなく、いつでもトップに踊り出られる位置はキープしていた。
事実ウィスパーズは87年に "Rock Steady" という曲でポップス全般チャート7位、R&Bチャート1位に輝いている。
ニュー・ウエイブに適応すべくディスコ調の曲ではあるが、彼ららしさを出して、前向きにチャレンジしていた事は評価していいだろう。

オーソドックスなソウルを歌える古い人達は、レコードでは「イマふう」な曲をやっていても実はライブでは昔ながらのソウルを歌うことが多い。
レコード会社との契約上、軽薄な音楽を歌うのはやむを得ないのだ。 
そんな曲は歌うほうも聴くもほうも好きではない、というのがホンネだろう。

だから本当の評価はライブを観るまでわからない。
ウィスパーズ、日本に来ないかな・・・・




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