アメリカ音楽を考える・・・・



やっぱりアメリカ音楽の退潮について考えてしまい、いろいろ聴いてました。
なかなか明るくなれる音源に出会わず意気消沈してる中、ちょっと面白い音楽に遭遇。

レイ・バービー  71年カリフォルニア生まれ。 プロのスケートボーダーからミュージシャンに転向。


これは2007年の録音。





まあね、ちょっと聴くとイイんですよ。 柔らかくて・・・
だけど3回も聴くとイライラが募ってきますな。

これジャズのようでジャズでなく、まあジャンル不明。
もちろんジャンルの分類なんて意味がないんだけど、ジャズってのは中心に強固な芯がある音楽。
ジャズに限らずアメリカ音楽でここまで芯が無いのを聴いたことがないと言うか・・・


内向的で迫力が無く、自閉的。 ギターも上手いようでイマイチ。 文学で言うと私小説みたいな感じ。 
結局誰に向かって演奏してるのかが見えない。
聴衆に訴えるものが無い。 プロのやる音楽じゃないと思う。

内向的で密室性が高いとなると、例えばシュギー・オーティスのような音楽であればいいんだけど、これはシュギーの前衛性の完成度や到達度とは比べ物にならない。

あるいはちょっとこれと比べてみて。

ギタリストのカルヴィン・キイズ、71年バービーの生まれた年の録音。 静かで内向的なんだけど強烈な「何か」がある・・・





アメリカ音楽も40年でずいぶん変質したもんだなぁ・・・・

レコード会社がちゃんとしてないってのもあるんじゃないだろうか?
大量に売るプラスチック・シンガーばかりをプロモートするいっぽう、良質な音楽を育てない。

それで若者がPCを駆使したりで自分でどんどん録音やミキシングをやってネットで発表、一部でウケて次第にそこそこ有名になっていく、というパターンも多いようだ。 
もちろんそうやって素晴らしい音楽も出てくるのだろうが、どうしても「内輪ウケ」みたいな感じにも陥りやすいと思う。


だけどクズみたいな音楽が多いのはポーランド、ブラジルでも同じなんです。
なのにアメリカのほうが確実に見劣りするのは何故なのか、と考えると、やっぱりアメリカ社会が殺伐として活力が無いからじゃないでしょうか?

もちろんアメリカにもニッケル・クリークのような優れた若手バンドもあるんですが、なかなか見つからない。

アメちゃんが国力落として西太平洋から戦力撤退されると困るんだけど・・・・・ でも昨今のアメリカ音楽聴いてると、そうなりそうで嫌だなぁ。



引き続きアメリカ音楽を探求するつもり。





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