イタリア音楽(12) Alessandro Magnanini

今年ももうゴールデン・ウィーク、春を飛び越して初夏の陽気ですが、そんな休日にぴったりなイタリア音楽を紹介。
ちょっと前に聴いたブラジルのToco が、イタリアのスケマというレーベル発だったのが面白くて調査中に発見したアーティストです。


アレッサンドロ・マニャニーニ   プロデューサ、作曲家、ギターも弾く。 生年不詳だが多分40代。


本業はおそらく多忙なプロデューサーと見えて、アルバムは2009年の一枚のみ。
ところがこれが大傑作で、完成度が異様に高く、スキが無い。 何人ものボーカリストをゲストに迎え、じっくり聴かせる作品になっている。


まずは一曲、3:26からのヴァイブのソロにヤラれる・・・・






マニャニーニはヘンリー・マンシーニやクラウス・オーガーマンと言った、まあイージー・リスニングな音楽の影響を受けていると述べているが、確かにストリングスの入り方などはそのようである。
同時にボサ・ノヴァなどのブラジリダーヂも濃厚だが、決してブラジルとアメリカのミックスに終わることなく、イタリアン独特の世界が繰り広げられるあたりが聴きどころとなっている。

次、このボーカリストはToco のアルバムにも参加していたな。 オーケストラの管楽器の感じがジョビンのアメリカ録音におけるオーガーマンのアレンジを彷彿させる。






これはイントロがイタリア映画音楽みたいだ。 ブラジルやアメリカとは異なる世界。





緻密な音造りという点ではアメリカやブラジル以上だよね?  イタリア人というと「陽気だけどいい加減」みたいな根拠不明のイメージがあるかもしれないが、オレはイタリア人というのは非常に細やかで緻密だと思う。例えばフェラーリの造り込みもそうだが、オートバイなどもイギリス製やアメリカ製と比べて、緻密な点ではどの時代においてもイタリア製のほうが勝っていると断言できる。
そういった凝りに凝った職人芸みたいなものがイタリアの音楽にも感じられるのだ。


この感じ、マニャニーニが伊達男ボーカリスト、マリオ・ビオンディの音造りも担当してるのがよくわかる。 つーか、このボーカル、ビオンディそっくりでねーか。
この曲もヴァイブが聴かせるがピアノもいい。





ここまでイタリア音楽をずっと聴いてきて、ふと思ったのは野卑なところが皆無なんですね。
ポップミュージックとしてそこが物足りないのか、素晴らしいのか・・・

まあ他の国と比べることもアルマーニ (← あるまいに)








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