秋の夜長に・・・


イタリアのラウンジ音楽に長居しているうちに、しばらく他のジャンルから遠ざかってしまい、かといってこれ以上紹介できるようなラウンジ音楽も見つからず時間だけが過ぎていく・・

そこでラウンジ関連でいくつかある拾いモノを紹介。

ルイシート・キンテロ はヴェネズエラのパーカッション奏者。
2007年、NYのプロデューサー、ルイ・ヴェガの録音を、ニコラ・コンテやロレンツォ・トゥッチなどイタリア勢がリミックス。 トゥッチのドラムの切れがヤバいですな・・・ 。







キンテロを同じアルバムからもう一曲。原曲はトニーニョ・オルタ
こっちのドラマーはアメリカ人だが、イタリア人より凡庸に聞こえてしまう。 キンテロのパーカッションがよく聞こえないんですけどね。







レナート・ファラスキ はイタリアの作曲家・鍵盤奏者。 映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータに見出される。
この曲、生ピアノ、ヤマハCP、フェンダー・ローズが順番に登場、でハモンド・オルガンも鳴りっぱなしというオレ好みの構成。
どう見ても生ピアノがいちばん下手ですな・・・ 最後の最後でローズが鳴り出すのがニクいねぇ。
少し通俗的なサビのメロディーにはフルートをユニゾンでかぶせてる気がしますが、どうですかね?







もう一曲ファラスキを。 ここの読者ならこの曲はボビー・ウーマックがガボール・ザボのために作って、それをジョージ・ベンソンがカヴァーしてヒットさせたイキサツはご存知ですな。
これもローズ中心だがハモンドも鳴ってる。ローズの特性をよくつかんで歌わせる名人と見た。






で、久々にベンソンのヴァージョンも聴いてみようか・・・
以前言ったとおり、この曲を単なるイージーリスニング・ジャズに終わらせていないのは、ハーヴィー・メイソンのドラムスによるところが大きいと思ってる。
聞き流すにはリズムが重過ぎる。またベンソンのギターも久々に聴くと結構手を抜いていない。




76年のこの曲はいわゆるフュージョン音楽の始まりであり、実験的・前衛的な趣に満ちたクロスオーバー音楽の終わり、とも思える。
同時に西海岸発のフュージョン音楽が、長いジャズの歴史では初めてNYを中心とする東海岸のジャズに商業的に大きく対抗した嚆矢ではなかろうか?
東海岸フュージョンの始まりはスタッフだと思うがこれも初アルバムは76年だ。
まあウエストコースト・ジャズの流れはボサノヴァを悪用したスタン・ゲッツとか、それ以前も人気があったんですが、クロスオーバー音楽を大衆化したという意味ではね・・・

イタリアのラウンジ音楽はフュージョンからの流れも見られますが、あいかわらず各国のフュージョン音楽が退屈ななか、イタリア人はなかなかフレッシュで真面目な音楽をやってると思いませんか?









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