イタリア音楽(25) Matteo Brancaleoni



東京はずっと雨でちょっと不完全燃焼な夏、夏休みも終わり、今年は秋が早いかな・・・?
そんな気分でイタリアの若手歌手を聴きましょう。
例によってクルーナー・タイプの歌い手です。


マテオ・ブランカレオーニ   1981年 ミラノ生まれ


81年生まれとなると今年36歳なんだが、デビュー・アルバムが2006年、つまり25歳で出してる。
そんな若造がフランク・シナトラにあこがれて、そんなふうに歌うというのも驚きだが、まず一曲。
2012年イルマ・レコーズ発、つまりアレンジはパピーク。
2:05からは女性ボーカルがユニゾンでかぶるのがニクい・・・・






30歳そこそこにしては貫禄がある。クルーナー・スタイルの歌唱は小声でささやくところで表現力が問われるが、文句なしに上手い。
クルーナーとはマイクロフォンの発達によって歌手が大声で歌う必要がなくなった1940年代以降に発達したと思われる。
シナトラの歌声はブラジルでも人気を博しており、特に有閑階級の若者に支持され、これがささやくように歌うジョアン・ジルベルトのボサ・ノヴァ唱法に結実したとされる。ちょっと斜に構えたような、声のボリュームに余裕を持たせる歌い方は全力でシャウトする歌い方とは別の難しさがあると思う。

これはバート・バカラック調の哀愁があってシミジミするねぇ・・・パピークの音造りにも脱帽。







女性コーラスが絡む曲、なんともゴージャスでスタイリッシュだ。







語尾を伸ばし、喉の奥でうなるようなヴィヴラートを利かせる歌唱、このスタイルがイタリア人にウケる理由は不明であり、今後の研究課題である。





ふと思ったのだが、イギリスのミック・ハクノールなどもイルマ・レコーズあたりで録音をしてはどうか?
イタリアのハイセンスっぷりが非常にしばしば英国を凌駕している昨今、声が出なくなりクルーナー調に活路を見出す歌手は検討してもいいと思う。












この記事へのコメント

O婆
2017年08月18日 20:37
失礼いたしました。
こちらです、Breezin' - Celso Fonseca e Nelson Faria
好調
2017年08月18日 22:32
O様  コメントありがとうございます
なるほどブランカレオーニは熟女キラーでもあると・・
フォンセカもいいですよね 歳のとり方がカッコいいです

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