Seu Jorge

サンバとかのブラジルの黒人音楽が北米のソウルと邂逅し、その影響を受け、最後には完全に融合させてしまう一連の流れは、ブラジル音楽の特徴を見ていく上でも非常にわかりやすい例だと思う。 ある程度北米のソウルやファンクの知識があれば更に判り易いんですが、ここの読者はそっちが得意の人は多いよね。

で、今日は現役バリバリのサンバ・ファンク、サンバ・ソウルの人を聴きながら北米ソウルと完全に融合した最先端のブラジル音楽の姿を見てもらいます。


セウ・ジョルジ  ’70年生まれ リオ・デ・ジャネイロ出身。 スティーヴィー・ワンダー等に影響を受ける。


まずは2007年の曲。 MPBという言葉がもう意味を成さない昨今ですが、サウダーヂ感は往年のMPBの世界。






ここからは昨年発表の傑作ニュー・アルバムから3曲聴きます。 
このアルバムは打ち込みが一切無く、ドラムスも人間が叩いてる模様。だからとてもアツい。 
アルバム・タイトルは「シュラスコのための音楽」。 シュラスコはブラジル風の焼肉。 なるほど・・・・

まずは元気よく。 ユニゾンのコーラスがサンバ的だけど、それ以外はファンクだよね。





ちょっとサイケな味わいもある曲。 アレンジが秀逸。





「オレは日本にヤラれてるぜ」という曲。 「アリガトウ」「タマゴッチ」「酒」「寿司」「刺身」、などの日本語が続出、最後は「ヤキソバ」「鉄火巻」「醤油」を連呼 (笑)
アメリカでは今だに「スキヤキ」とか「テリヤキ」くらいしか出てこないのと比べると、ブラジル人の異文化への興味と吸収力はアメリカ人以上と見ていいのかもしれない。
ドラムスとベースがカッコいい。





本人達が楽しみながらも強烈なグルーヴを発生させてる点、昨今の北米ソウルよりはフレッシュかつ健全で、どんどん新しいスタイルが出て来てもいる。しかも100%ブラジル的にソウル・ファンクを完全吸収しているところが面白い。
ソウル、ファンク好きはブラジルのシーンにも要注目ですな。





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