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zoom RSS ブラジルのアコーディオン奏者(1) Dominguinhos

<<   作成日時 : 2013/01/20 00:21   >>

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前回アート・ヴァン・ダムのアコーディオン聴いてたらブラジルのアコーディオン奏者を聴きたくなって、いろいろ調べてました。
ブラジル音楽は昨年の10月以来ですが、真冬に聴くのもオツなもんです。

それにしてもアコーディオンという楽器は恐ろしくヴァリエーションがあるんだな。

ボタン・アコーディオンとかバンドネオン、イギリスのアングロ・コンセルティナ、ブラジルのサンフォーナ・・・
しかも各奏者が勝手にカスタマイズしてたりで、はっきり言って全体像がよくわからない。

大衆音楽でこの楽器が重宝されたのは、比較的音が大きく、和音も出せて持ち運びが容易、ということだったろう。
電気楽器の登場以前は世界中で人気の楽器だったのだ。

で、ブラジル。
サンフォーナと言えば、以前ブラジル北東部の音楽で紹介したルイス・ゴンザーガがこの楽器を駆使して人気を博した。
ゴンザーガのスタイルは旅芸人そのもので、奇妙な帽子をかぶり、多彩なテクニックで自らのボーカルの伴奏あるいはインストゥルメンタル曲で
この楽器を前面に押し出したのだった。 エレキギター普及以前、高価で存在感があり、和音もリズムも際立たせることが出来たアコーディオンは、
おそらくひどく目立つ、ある種の花形楽器だったと思われる。

これも以前に紹介した、メキシコ・テキサス国境エリアで聞かれるコンフント・ミュージックのスター、エステバン・ホルダンが数百枚と言われるレコード録音を残せたのも
ひとえに彼がアコーディオン奏者という一種のエリートだったという部分があると思う。
特に貧しいメキシコとかブラジルの田舎では、それはことさらそうであったろう。

ところでエレキ・ギター、さらにはシンセサイザーといった楽器の進歩を受けて、アコーディオンのポジションはどう変わったのか?
目立つ、という点ではそういう楽器に座を明け渡したかもしれない。
だがブラジルに限って言えば、サンフォーナが廃れることはなかったのである。

北東部(ノルデスチ)音楽ではゴンザーガの継承者は何人も現れ、そのスタイルは依然として人気を保っているのだ。


なかでもゴンザーガの正統的後継者、ドミンギーニョス(1941年ペルナンブコ生まれ)は芸人音楽のゴンザーガが成し得なかった自由音楽との融合にまで手を染めている。
民謡まる出しのノルデスチ音楽が基本とはいえ、そういうのがキツいという都会人が聴ける音楽も出来るというわけだ。


76年の録音。 北米における70年代初期クロスオーバー音楽同様の、フレッシュな刺激に満ちている。
ノルデスチとサンバ、さらにソウルとのフュージョンだ。
よく聞くとドラムスがかなりヤバい・・・






2002年、ノルデスチ音楽を少し洗練させた感じ。アコーディオンの歌いかたが半端じゃないよな。





他にもトニーニョ・オルタとの共演で素晴らしい演奏があったりするんですが、ようつべには上がってないです。

この人は他の動画を見ればわかるとおり、けっこう土着ノルデスチ音楽が基本。
そういうアーシーなノルデスチが聴けるようになってくると、かなり重症なブラジル音楽ファンなんですが
今日はそうじゃない二曲だけにとどめておきます・・・・(笑)




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Bicho de Pe
前回ブラジルでは相変わらずサンバの人気があって若手が次々にデビューしてるありさまを見たわけですが、ノルデスチ音楽も負けてませんね。 フォホーとかセルタネージャなどの北東部音楽も、現在は昔ながらの民謡みたいなスタイルから、歌謡曲的に甘味料を加えたものまで、いろんなタイプがあってやはり若手がどんどん出てきてます。 ...続きを見る
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2014/08/11 00:49

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