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zoom RSS Sergio Mendes

<<   作成日時 : 2013/11/06 23:59   >>

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イタリアのライブラリー・ミュージックを聴いていて、あのブラジル感覚はどこから来たのかなぁ、と考えてたら、やはりこの人の影響なんだろうな、という結論。 


セルジオ・メンヂス 1941年リオ生まれ。 日米ではセルジオ・メンデス、特に日本ではセルメンの愛称で親しまれている。ブラジル発アメリカ経由、そして世界へ・・・・



クラシック音楽をきちんと勉強してからジャズやボサ・ノヴァを演奏、アメリカに渡ってヒットを飛ばした作曲家&アレンジャーです。
ブラジル音楽に興味がない人でも「マシュ・ケ・ナダ」は聴いたことがある筈。

以前ブラジルのジャズを勉強したとき、60年代中盤までジャズをやっていた人達が、どんどんポップな路線に鞍替えしていった様子を見てきました。
セル・メンもそのとおりなんですが、時系列を追って彼の音楽の変遷を見ていきませう。

まず63年、セルジオ・メンヂス・トリオ。サンバ・ジャズとか言われた音楽。オレ、こういうの大好きなんだ・・・






アメリカに渡った65年、「ブラジル65」というバンドではボサ・ノヴァになってる。ボーカルはヴァンダ・サー、舌足らずな歌唱はアストルーヂ・ジルベルトよりは上手いか。
セルメンのピアノもジョビンぽい。






66年、ブラジル66、リード・ボーカルはアメリカ人のラニ・ホール。のちにA&M社長、ハーブ・アルパートの奥さんになる人。
このボーカル勢による「マシュ・ケ・ナダ」が世界的大ヒットになった。
これ聴いてると、セルメンはブライアン・オーガーなど英国ビート音楽にも影響を与えているように思う。





ちょっと飛んで79年、ディスコになってる。 この感じ、当時の日本のいわゆる「ニュー・ミュージック」、例えば八神純子あたりに似ていないか・・・? 
つまり日本の音楽シーンに与えた影響も大きいのだ。





92年のヒット・アルバムから。
ブラジルっぽく聞こえるかもしれないが、これは2拍子ではなく4拍子だからサンバではない。
ドラムスはジェフ・ポーカロ、ベースはナザニエル・イースト、とアメリカ人のリズム隊だから無理もない。






2010年、セウ・ジョルジの下卑たボーカルが格調高く聞こえる不思議。
女性ボーカルはセル・メンの奥さん、グラシーナ・レポラーシ。
こちらは正真正銘2拍子サンバのリズム。






2010年からもう一曲。 ドラムスが打ち込みっぽいのが残念です・・・
でもこのアルバム、名曲揃いなんで中古CD買いました。






今年、日本限定で出たアルバムから。 今年はセル・メンの初来日から50周年だそうでこういう日本企画のアルバムが出来たそうです。
なにせ1970年の大阪万博でも演奏してて、もう40回以上来日してる大の親日家。
ボーカルも日本人、典型的なサンバで安心できる。





セル・メンはアメリカに魂を売ったわけでもなく、ブラジルとアメリカにはさまれて葛藤したジョビンのような苦悩もない。
ブラジルの音楽家としては世界一有名と言われており、なにより各国の音楽にブラジリダーヂ(ブラジル風味)を振りまいた功績は大きい。国籍にこだわらないスケールの大きさが魅力です。

それでも最近はやっぱりブラジル回帰っぽいのがオレなんかは密かに嬉しいですね。
なんか最近、ブラジルの音楽シーンがアメリカより刺激的だから必然的にそうなるのかもな。




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