Alphonse Mouzon


ドラマーの世界ではどのような評価か知らないが、一般的にはキワモノ的な扱いを受けてるような気がする人。
細かいワザがあるわけではなく、一聴すると雑なドラミングに聞こえるかもしれない。
だが野生的なビート感覚では前回のチャンスラーと同様であり、さらに野獣のようなドラミングとさえ言えるだろう。

そうとう好き嫌いがあるが、オレはけっこう好きなの。


アルフォンス・ムザーン  1948年 サウス・カロライナ出身。 黒人、フランス人、インディアンの混血。


レコード会社を経営したり、ドラム以外の楽器をやることも。


76年、ドイツ人ピアニスト、ヨアヒム・キューンのリーダー作より、トランペットは日野皓正。
ブラジルからはパーカッションのナナ・ヴァスコンセロスが参加という国際的なアルバム。
6拍子ですな・・・





1980年、ハンコックのアルバムより。 荒削りな音のフレディー・ワシントンのベースとムザーンの野生的なドラムがこの曲の雰囲気を特徴づけている。





同じ80年、ハンコックの別のアルバムから。 ギターはカルロス・サンタナ。
ディスコビートもこの人がやると人間臭い息吹が感じられるよな。





チャンスラー同様聴けばすぐにこの人のドラムだ、とわかるのは凄いことで、とびきりユニークな音楽家であるのは間違いない。
作曲もこなすあたり鬼才と言っていいだろう。

初期ウェザーリポートに参加していたのは16ビート時代の黎明期において、ひとつの破壊的なドラム・スタイルを提示していたからだと思うが、晩年のマイルス・デイヴィスに起用されていたことも、この人の前衛性を物語っている。

ほとんどが駄作だった70年代後半からのフュージョン音楽において、ムザーン参加の楽曲は、おおむね聴くに値する良心的なものが多いのではないかな・・・・










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